[第3回おうちラボで実験してみた]リアルDr.STONE!?イチから石鹸を作ってみよう!

〈実験〉

みなさんお待ちかねの実験編です。
遂に僕も千空になれる時が来ました()
僕の住む世界は別に石化しているわけではないのでわりと文明の利器を使います。だって楽だもん。

唆るぜ、これは!

材料
・牛脂
・パーム油
・乾燥昆布
・食塩
・水酸化カルシウム
・エタノール
・フェノールフタレイン溶液
器具
・空き缶
・ステンレストレー
・ガスバーナー
・ビーカー
・乳鉢
・ろ過装置
・ミキサー
・マグネチックスターラー
・ガーゼ

※おいおい、石化した世界で作るとしたらいきなり水酸化カルシウムとエタノールはチートだろ、と思ったあなた。

水酸化カルシウムは海で拾った貝殻(主成分は炭酸カルシウム)を高温で加熱して酸化カルシウムにし、水を加えることで得られます。また、エタノールは森で採ってきたブドウなどの果実を踏み潰して発酵させ、蒸留すると得られます。ただエタノールについては酒税法があれこれするので勘弁してください。

流石にここまでやるとエラく時間がかかりすぎるので現実世界では使えるとこ使っていきましょう。
それでは手順です。

①スーパーで購入した乾燥昆布をミキサーで粉々に砕く。

②缶詰の空き缶の下から2〜3cmあたりに穴を開ける。その中に昆布を入れてガスコンロで強火で加熱する。

③炭になった昆布を乳鉢で粉末にしてステンレストレーでさらに強熱する。

④できた昆布の灰に水を適量加えて撹拌する。

※フェノールフタレイン溶液を滴下すると塩基性であることがわかる。

⑤ろ過を行い、ろ液を得る。

⑥ろ液を加熱して炭酸ナトリウムを得る。

⑦得られた炭酸ナトリウムに計算によって求めた必要量の水酸化カルシウムを加えて加熱撹拌を行う。ろ過して水酸化ナトリウム水溶液を得る。

⑧ヤシ油と牛脂を1:2の重量比で温めて溶かし、混合する。

⑨水酸化ナトリウム水溶液にエタノールを加え、その後油脂を少しずつ加えて加熱撹拌する。

⑩ペースト状になったら加熱をやめ、内容物を飽和食塩水に入れる。

⑪木綿やガーゼなどで絞り、乾燥させる。

⑫実際に手を洗ってみる。泡立つことが確認できる。石鹸の完成!

Dr.STONEのように昆布から石鹸を作ることができました。使用感としてはわりとゴッソリ手の油分を持っていかれます。かなり原始的な材料から作った割には上出来です。

しかし、少量の油脂を鹸化させて今回の量の石鹸を作るにはかなり大量の昆布を必要としてコストが見合いません。
石化した世界では経済やら領海やらの概念はありませんから昆布採り放題燃やし放題なのでしょうが現実世界では厳しいようです。

それではまた次の実験まで、さよなラジカル。

えざお

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えざお

えざお

記事執筆担当 アングラ化学部プロフィール
アングラ化学部のおうちラボケミスト。 化学徒気取りでまだまだ勉強中の青二才。 一応高校では環境分析化学専攻だったりする。 自信は無いのでどうかお手柔らかに!

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