自宅で出来るヨウ素時計反応

記事:おーたむ

今回はヨウ素時計反応をやってみようと思います。
無色透明な液体が、時間をおいてから突然色が変わる反応です。
本来はヨウ素酸カリウムと亜硫酸水素ナトリウムが必要ですが、今回は一般の方でも入手しやすい試薬を使ってやってみます。

材料
・ヨウ化カリウム
・ハイポ(チオ硫酸ナトリウム)
・オキシドール
・酢酸
・片栗粉

ヨウ化カリウムは楽天やYahooショッピングで普通に買えます。高いですが。
酢酸もネットで買いましょう。
オキシドールは薬局にもあります。
ハイポ(チオ硫酸ナトリウム)はカルキ抜き剤なのでホームセンターの金魚コーナーにあります。

これらを使って液を作っていきます。
A液:ヨウ化カリウム5gを1.5Lの水に溶かす。
B液:ハイポ0.6gを1Lの水に溶かす。
C液:オキシドール200mLと酢酸12mLを混ぜて希釈して1Lにする。
でんぷん液:片栗粉1gを水100mLに混ぜて加熱して溶かし懸濁液にする。

A液とC液を混ぜるとただちにヨウ化カリウムが酸化されてヨウ素が遊離し、液が黄色くなります。
しかし、A液にB液を混ぜてからC液を加えるとすぐには黄色くならず、しばらくしてから黄色くなります。
このように時間差で反応するのが時計反応です。

A液200mL、B液100mL、C液100mLの割合で混ぜると1分過ぎたあたりで色が変わりました。
B液を少なくすると早く色が変わります。

1%でんぷん液5mLを加えておくとヨウ素でんぷん反応が起こり、黄色ではなく濃青色になります。
こちらの方が変化が分かりやすいのでオススメです。

A液200mL、B液100mL、C液100mL、でんぷん液5mLを混ぜました。
1分過ぎたあたりで色が変わりました。
C液は必ず最後に入れてください。
それ以外はどれから混ぜてもいいです。

A液を増やす→色が濃くなる
B液を増やす→反応が遅くなる
C液を増やす→反応が早くなる
混ぜる割合は色々試してみてください。

反応の原理としては、まずC液がB液と反応します。
この反応は無色→無色なので一見何も起きていないように見えます。
この反応が終了すると今度はC液がA液と反応し始めて、ここでようやくヨウ素の色が現れます。

他の人がやっているヨウ素時計反応の動画を見ると、突然一気に色が変わっています。
ヨウ素酸カリウムと亜硫酸水素ナトリウムを使えばこのように一気に反応するのでしょうか。
やったことないので分かりませんが。
とにかく、今回の方法では1分過ぎたあたりでじわじわと色が変わってくるようです。

何かコツがあるのかもしれないので色々と試してみることにします。
それでは。

<追記>
酢酸ではなく、塩酸や硫酸のような強酸を使うとパッと色が変わるようです。
弱酸と強酸の水素イオン濃度の違いが視覚的に見れて、これはこれで面白い発見です。
そのうち強酸でやったバージョンも記事にしたいと思います。

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