クレジットカードを薬品で溶かしてみた

おーたむです。
先日、クレジットカードが期限切れになって新しいカードが送られてきました。
古いカードはもういらないので処分しようと思います。
とはいえそのまま捨てるとカード情報が漏洩する恐れがあります。
どうやったらカード情報を完全に抹消できるか考えた結果、薬品で溶かすことにしました。

クレジットカードを溶かすにはどんな薬品を使えばいいでしょうか?
材質を調べてみると、ポリ塩化ビニル製で、ICチップは金メッキされているようです。
なるほど、ならば…

まずICチップを溶かしてみます。
金を溶かすといえば王水ですよね。
ICチップを王水に入れてみました。

なんか泡が出てきました。


だんだんと金メッキが溶けて、中から銅のようなものが出てきました。

さらに反応が進むと、中からプラスチックっぽいものが出てきました。

どうやらこれがICチップの本体のようです。
プラスチックなので王水ではこれ以上溶けません。

廃液はこのように綺麗な緑色です。
銅かニッケルの色ですかね。
水酸化ナトリウム水溶液を加えて金属イオンを水酸化物として沈殿させます。

次に煮沸して酸化物にしました。

濾過して金属ゴミとして回収します。


さて次はカード本体を溶かします。
ポリ塩化ビニルはテトラヒドロフランで溶けるようです。
刻んだカードをテトラヒドロフランに入れてみます。
ついでにさっきのICチップ本体も投入します。


入れた瞬間から表面がドロドロと溶け始めました。
テトラヒドロフランは塩ビ用接着剤に使われている物質で、それ自体は硬化せず、塩ビ同士を溶かして融合させることで接着します。
そのような用途に使われているのだから、塩ビが溶けるのは当然ですね。
1日浸けておくと、完全に溶けてなくなりました。
ところでこれを濾過したらどうなるのか?

ドロドロすぎて濾過できず。
放置して待っていたら濾紙の上で乾いてしまいました。
濾液が数滴流れてきた形跡がありますが、漏斗の管の部分で乾いて塩ビの薄膜ができていました。
まぁとにかく、カード情報を抹消できたので良しとしましょう。

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