薬品でミカンの薄皮を溶かして食べてみた【自宅ラボLv4】

記事:おーたむ

冬と言ったらミカンですね。
外皮は簡単にむけるけど、中の薄皮をむくのがめんどくさい。
薄皮は食べられるから別にむかなくてもいいんだけど、なんか筋っぽくていやなんですよ。
というわけで今回は、そんなめんどくさい薄皮を薬品を使って溶かしてみたいと思います。
「なんてクレイジーな!」と思うかもしれないけど缶詰のミカンは実際に薬品で溶かしているわけです。
それではさっそくやってみましょう。

自宅ラボLv4:やや危険な薬品を用いる実験
塩酸と水酸化ナトリウムを用います。
手についてもすぐに洗えば大丈夫な濃度ですが、目に入ると危険です。
保護メガネをして実験しましょう。
参考→【レベル別】自宅化学実験マニュアル


使う薬品は塩酸と水酸化ナトリウムです。
劇物であるため、購入するには調剤薬局で取り寄せて書類にハンコを押す必要があります。
しかし、塩酸は10%以下、水酸化ナトリウムは5%以下の水溶液ならば劇物指定から外れるのでAmazonなどで簡単に買うことができます。
今回用いる水溶液は1%なのでそれで十分です。
筆者は以前に薬局で注文した水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)とネットで買った塩酸を用いました。
これを薄めて1%水溶液とします。
薄くても目に入ると危険なので保護メガネは必要です。

まず、ミカンを塩酸に入れて40℃ぐらいに温めます。


10分ぐらい経つと皮が剥がれてきました。
触るとヌルヌルしていて皮が溶けているようです。
ただしまだ皮が残っています。

次に水酸化ナトリウム水溶液に入れて40℃ぐらいに温めます。

塩酸よりもよく溶けます。
5分ぐらいで薄皮がすっかり無くなりました。
ちなみに塩酸で前処理しないと厚いところが溶け残ります。


水酸化ナトリウムが残っていると嫌なのでよく水洗した後、ポッカレモンで洗って中和しました。
そして完成したのがこちら。

見てくださいこれ!
完全に缶詰のミカンです。
食べてみると、普通にうまい!
薬品の変な味などは全くありません。

というわけで、薬品でミカンの薄皮を溶かすことに成功しました。
廃液はちゃんと中和してから捨てましょう。
それでは。

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