記事:おーたむ
今回は水色の炎色反応を作ってみようと思います。
自宅ラボLv4:やや危険な薬品を用いた実験
刺激性のガスが発生します。
注意事項をよく読んで実験をしてください。
参考→【レベル別】自宅化学実験マニュアル
材料はこちら
・燃料用アルコール
・銅粉
・10%塩酸
・ジクロロメタン(塩化メチレン)
どれもネットで購入可能です。
塩酸は10%なら劇物ではありません。
ジクロロメタンはアクリル用接着剤でも代用できます。
成分に塩化メチレンと書いてあるものを選んでください。
【注意】
塩酸やジクロロメタンは手や目につかないように保護具をしましょう。
ジクロロメタンは沸点が約40℃と低く、夏にはかなり揮発するので蒸気を吸わないように気をつけましょう。
銅粉は舞いやすいので吸い込まないようにマスクをしましょう。
火事にならない場所で実験しましょう。
【実験】
るつぼに銅粉を少し取ります。
本当に少しでいいです。
入れすぎると片付けが面倒になります。
これを加熱します。
銅粉が黒くなり、酸化銅が生成します。
ここに塩酸を1〜2滴加えます。
酸化銅と塩酸が反応して銅イオン溶液が生成します。
塩酸が多いと火がつかないので気をつけましょう。
さらに燃料用アルコールを0.5mLぐらい加えます。
消火用の水を用意しておき、これに着火します。
銅の炎色反応により緑色の炎できます。
燃え尽きたら、もう一度塩酸とアルコールを加えることで何度でもできます。
さてここで、ジクロロメタンを1〜2滴ほど加えてみましょう。
これに着火すると水色の炎になります。
【注意】
ジクロロメタンを燃やすと刺激性のガスが発生するため換気の良い場所でやりましょう。
燃えている間は近付かない方がいいです。
ジクロロメタンを入れすぎるとガスがたくさん出て危険です。
入れすぎた場合は絶対に着火しないでください。
屋外に放置し、ジクロロメタンが揮発するの待ってからやり直しましょう。
銅を含んだ液は水道に流さないでください。
燃えカスは洗う前にティッシュで拭き取りましょう。

たむ
